2007年10月18日木曜日

ホップ!ステップ!玉砕!

動物園はカメラを始めたばかりの人間を絶望に誘う空間に違いない。

旭山動物園のアザラシ館は結構有名だ。
透明な円筒形のチューブの中を、ふわりとアザラシが泳いでゆく光景はよくテレビでも紹介されている。
アザラシ館は薄暗い室内で、しかもとても混雑している。ここは妥協して Lumixでフラッシュ焚いて撮影しようと取り出して中に入る。すると「フラッシュ禁止」のアナウンスが。
まぢですか?!
気にせずフラッシュを焚いている観光客が居るが、オイラはそんなことはしない。

えーっと、室内だから Planar 50mmの出番だ、レンズ換えて・・・と、薄暗くギュウギュウ詰めのアザラシ館内でレンズを交換、兎に角アザラシの近くに行かなくては・・・。
あまり近くに行く前に身動きが取れなくなるものの、幸い辺りの人間は俺より背が低い。
これは撮れる!
いや・・・撮れるのか?

突如「来た来た!」と声が上がる。慌ててカメラを構えてピントを・・・・・・

さぁいってみよう!

ホップ!













ステップ!













玉砕!


















別に良いんだ、写真が撮れなくても、娘が喜んでくれれば。そうさ。そうともさ。。

2007年10月17日水曜日

明暗

明暗と言っても漱石は出てこない。
いよいよ失敗談に突入してみよーぢゃないの。

まずは 167MT初撮影編と言いたいところだけど、スキャン時にとりあえず圧縮されない TIFF形式を選択したら、どうも画像が荒れて宜しくない結果になった。気にはなるけどまずは全フィルムを取り込んでしまわないと、次々に未スキャンのフィルムが増えてゆくことになる。

そんな訳で、話は前後してしまうが、デッカイドーで撮った写真の失敗談からいってみる。
旭川に向う飛行機の中では5枚ほど撮影している。

そのうち一番マシなのが次の一枚。
旅行前に師匠に言われたことを忠実に守り、暗い室内では Planar 1.4/50を使っている。確かプログラムモードで撮った筈。

ちょっと暗い気がする。もっと明るく撮るためにはProgramでは駄目なのだろうか。Programでも Lowにしてみたらどれだけ違いが出るのだろうか。
絞り優先で撮るとしたら、どんだけ絞れば良いのだろうか。もうねぇ、全くわかりま温泉。。



残りの4枚はほぼ同じで、暗くて人物が良くわかんねぇ。4枚の共通点としては、娘の顔の上に窓があること。
難しいことはまだ良くわかんないけど、愛機167MT君はきっと外の明るさと飛行機内の明るさが同じと信じ込んで絞りとシャッタースピードを決めたに違いない。きっと当たってる。流石俺、俺ナイス。

・・・で・・・どうすりゃ良いんだろう・・・。
確か以前師匠が、測った明るさを記憶しておく機能があると言ってた。それを使うのかなぁ。それとも手動で絞りとかシャッタースピードを操作してなんとかするのかなぁ。
ってかそもそも Programは絞りとシャッタースピードをどんな感じにしたんだろう?
ファインダーの上の方に出てくる数値をたまーーーーに気にするけど、もちろん記憶していない。

そんなこんなで、まずは絞りとシャッタースピードと光の関係をあれこれ試して覚えることが必要だ。
167MTのマニュアルに載っていたデータバックなる奇天烈メカを使えば、数値を記憶、ないしは記録せずに現像後に数値が確認できるとか、できないとか。。
データバックを使うことがオイラが上達する上での最短経路なのか???

2007年10月16日火曜日

撮るべし!撮るべし!

結論から言うと、撮りすぎた。 現像しないまま、1本、2本、3本、4本、そして5本。
現像しないままに遅めの夏季休暇で家族3人北海道はデッカイドー半横断ツアーへ突入。

オイラの愛玉(なんだそりゃ。)であるところの Planer 50mm/1.4では デッカイドーは撮りきれないと、カメラの師匠であるところの友人が、Vario-Sonnar 3,5-4,5/28-70なるズームレンズを貸してくれた。
ガーサス!ガーサスです!師匠!
これかはらガーサス師匠と呼ぶことにしようと心に誓い、デッカイドーの空に旅立った。

・・・・・・デッカイドーでの写真の話は次回に譲るとして・・・・・・。

さてさて、無事にデッカイドーから排気ガス溢れる東京に帰ってきた時には、未現像のフィルム数がエライことになっていた。妻の調査によると、現像に出してメディアに焼いて貰うと、一本1,000円程かかってしまうらしい。そしてオイラが許しても家計が許さないらしい。

会社の喫煙所で何気なく同僚と話をしていると、どうやらこの世にはフィルムスキャナなる奇天烈メカが存在するらしいことが分かった。

早速ガーサス師匠に相談すると、Nikon の Coolscan以外に選択肢は無いと云う。成程ですね。

そんな訳で、ヨドバシでついカッとなって、貯めまくっていたポイントを大解放し、Coolscan V EDなる奇天烈メカを購入。

ここで話はやっと現在に辿り着く。
今朝も4:30までスキャン作業をしていたが、まだまだ未スキャンのフィルムが沢山ある。

2007年10月14日日曜日

焼き肉屋から始まった

娘が生まれた時に買ったデジカメをずっと使っていたけど、 シャッターを押した後のレスポンスの悪さなど、 どうも気に入らないことが多かった。そんな思いを抱き始めて約二年。元同僚の友人と焼き肉を食べに行った。
箱崎の焼肉屋で、彼はおもむろにカメラを取り出した。

全てはそこから始まった。

その後間も無く、友人行きつけのカメラ屋さんに連れて行ってもらい、 そして手に入れたのが、CONTAX 167MTと Planar 50mm F1.4。
こいつがこれから素人のオイラに付き合ってくれる相棒だ。

この Blogには、カメラにハマり、失敗写真を大量生産し、そして上達してゆく道程が記録されてゆくことになるだろう。