2007年11月30日金曜日

ダークレス

今日は妻と娘が妻の実家に帰っていて、家にはオイラ一人っきり。
家に帰って溺愛する娘が居ないのはとても寂しい。

でもオイラは朝から決めていたのさ。
今日は会社から帰ってきたらダークレスで現像するのだと!うははははー!

夕食を済ませて帰宅し、とりあえず風呂でも入って頭を仕事モードから切り替えることにした。
クリアファイルにダークレスの説明書を入れ、風呂に持ち込み、熟読する。すると、現像液の温度を20~25度にしなければならんと書いてある。ちょっと温めなければ冷たすぎるだろうなぁと考えつつも説明書を読み進み、手順を頭に叩き込んだ。
2回程イメトレもしといた。

風呂から上がり、ビールを開け、そしてダークレスの箱を開ける。
師匠に言われて買っといた、フィルムクリップと東レのスポンジも用意する。
ちなみにこのダークレスはオイラが師匠の会社にお邪魔した際に頂いてきたもの。
何故ダークレスが師匠の会社の棚に置かれていたのか、そこには触れますまい。



なんかとても良い感じ。ちょっとワクワクする。
特にアンプルがたまりませんな。ハァハァ。



室温は17度。やはり現像液を温めることにする。
洗面台に水を張り、娘が生まれた時に買ったカエルさんの温度計を使って温度調節をする。
「え?25度ってこんなに冷たいの?」と、ちょっと驚きつつも、25度に調節し、現像液のアンプルを投入し、意味無くちょっと余計なものまで投入してみた。



さて、いよいよキッチンに一式持ち込み、説明書を読みながら現像作業を開始する。
今回使うフィルムは、ダークレスと一緒に師匠に貰った36枚撮りフィルムで、師匠が巻いたフィルムっぽいから詳しくはわかんない。
初めてのダークレス現像は24枚撮りで行ったほうが失敗が少ないと言われていたものの、こないだ買った24枚撮りのフィルムはまだ未使用だし、まー、何とかなんぢゃねぇの?といった軽い気持ちでトライすることにした。

まずはパトローネに中蓋と回転蓋を取り付けてグリグリ回す練習をする。
中蓋が外れないようにって書いてあるけど、軽く外れちゃう。まー、こまけーことは気にしないでおこう。

次に現像液のアンプルを開けろと書いてある。アンプルカッターというカバーを被せて「パキッ」っと折る。これは予想していたよりも厚いガラスで作られており、割と丈夫なものだったのにちょっと驚いた。
ここでは現像液を開けておくと書いてあるが、定着液のアンプルも開け、後で使いやすいようにフィルムケースに中身を開けておいた。
ここでもまた驚いた。アンプルから全然出てこねぇでやんの。ふー、危ねぇ、危ねぇ。最初にやっといて大正解だ。ナイス俺。俺ナイス。

深呼吸をし、時計を見定め、いざ、現像液にパトローネを浸す。
5秒待ってから、グリグリグリグリ~!とハンドルを時計回りに10回、そしてゆっくり反対方向に数回回す。この作業を2分30秒間繰り返す。ゆっくり回すときはハンドルが重くなったら止めると書いてあるけど、3~4回転で重くなったような気がしたから、10回、3回、10回、3回と、回数だけ数えて回すことにした。

2分30秒回した後は、タンクからパトローネを取り出す。
回転蓋を付けたままタンクから取り出す、と書いてあるけど、回転蓋を持ち上げると中蓋が残り、中蓋を取り出すとパトローネがタンクに残った。
なんだよこの説明書・・・なんて考えつつも急いでパトローネを摘み出し、テイッシュペーパーの上に置いて現像液を吸わせる。

現像液を捨て、フィルムケースに入れておいた定着液をタンクに入れ、パトローネと蓋を戻し、再度グリグリグリ~と回し始める。さっきと違って逆に3回回してもハンドルが重くならない。今度はハンドルが重くなるまで逆回転をすることにする。これを4分繰り返す。

4分回したらパトローネを取り出し、キャップ外しなる栓抜きみたいな道具でパトローネを開ける。
力を入れ過ぎてキャップが歪んだけど、気にせず開けちまう。おー!中身はこーなってんのか~。へー。

えっと次は・・・
「フィルムを確かめ、定着不十分の場合は再度定着を行う(フィルムに白い部分が残っている場合)」
・・・はい?
ちょっとフィルムを解いて見てみると・・・おぉ!娘が写っとりまんがな!おぉぉぉ!!
感動に浸ってる余裕は無い。そして定着不十分かどうかがさっぱり分かんない。
入れちゃえ入れちゃえ!と呟きながら、フィルムを用意していた洗面器にブチ込む。

その次は・・・
「フィルムを軸から外し、フィルムクリップを取り付ける。」
・・・はい?フィルムの軸の構造を知りませんが何か?
フィルムってどーやって軸から外すんだろう・・・と考えつつフィルムを軸から解いていく。
あった!軸だ!・・・で?どーやって外すの?えーっと、えーっと、・・・「ブチッ!」。面倒臭くなって力技で引き抜いてみた。

一難去ってまた一難、フィルムクリップを取り付けろと書いてある。ここは読んでなかった。フィルムクリップは買った状態のまま袋の中に入って居間の机の上に置いてある。えーっと、えーっと、とりあえず居間に走り、フィルムクリップを引っ掴み、ビニールを破って中身を取り出しながらキッチンに戻る。
これ・・・どうやって使うんだ?と思ってちょいと焦るものの、使い方はすぐに分かったから早速フィルムに取り付ける。
蛇口から水をちょろちょろと出して、やっと一息を入れる。

煙草を吸いながらあれこれ考えてみる。
フィルムクリップがどーもしっくり来ない。これ・・・フィルム傷付けるんぢゃねぇの?
かのブルースリーは言った。考えるのではなく感じるのだと。
煙草を吸い終え、フィルムクリップを取り外しちまいました。うははははー。
フィルムの真ん中辺りが白っぽいけど、後でスポンジで拭けば取れそうに見える。気にしないでおこう。


そして30分程の放置プレイタイムに突入し、このBlogを書き始めた。

書いてる途中で30分が経過し、水の中でフィルムをスポンジで軽く拭く。
そしてフィルムクリップを取り付けて伸ばす。・・・伸ばす・・・伸ばす・・・長っ!フィルム長っ!!

ん?何やら真っ白な部分がありまんがな。・・・これって・・・。
適当なとこにぶら下げて、しぼったスポンジで水滴を拭き取る。どん位拭いていいのか分かんないけど兎に角拭き取る。

その後1時間半程経過し、真白になっちゃった部分を触ってみると、どうやら乾いたようだ。
さぁて、初現像の結果は如何に・・・。


つづく。 :-p

2007年11月27日火曜日

ですたごん

先週の水曜日に師匠と極楽堂詣でに行き、Distagon28mm買いました。
いやーーーー、良いです。
ハッ!っと気がつくと、娘にぶつかる程近くに寄ってたりします。

更には師匠のVario-Sonnarを譲って頂き、合わせて3本のレンズが手元に集まった。
別にレンズを並べて鑑賞するのが目的な訳じゃ無いけど、50mm一本しか持ってなかった
オイラとしては、ズラリと並んだレンズを見るとちょっと嬉しい。

週末は実家に帰り、カメラぶら下げて娘のお散歩。
バァさんと、妻と、娘と、オイラと、そして頼んでもないのにオイラの親父も
デジカメぶら下げてついて来たもんだから、非常に怪しい一行だったに違いない。
娘が公園でドングリを拾ってる写真は、近いうちに現像してここに載せることにしよう。