2007年11月8日木曜日

(゚Д゚)ウマー

久々にスキャン作業に没頭してます。
というのも、スキャナについてきたNikonScanなるソフトウェアが Vista非対応ではあるけど、Vista上で普通に使えるとの情報を得たから、妻と娘が寝てから試してみたんです。
すると・・・全く問題ないね。これ。いえーい。

今迄スキャン作業をしていた妻のPCと比べ、オイラのX61は格段に速い。しかもCentrinoProだから、スキャナがすべてのCPUリソースを食いつぶすこともなく、スキャン中にこんな感じにblogを書いたりもできるわけです。いやー素晴らしい。
でも一点問題があるっちゃある。スキャナにバンドルされてきた photoshop elements2.0をインストールすると、インストーラが途中でお亡くなりになる。まぁ・・・使ってないし・・・いっか。


ガ━━━━━(゚д゚)━━━━━ン!!!!
たった今、NikonScanが落ちたよ・・・。

2007年11月7日水曜日

百年の恋

会社帰りに家の近くの某カメラ屋に行った。

ショーケース内に陳列されたピカピカのトランペットを羨望の眼差しで眺める黒人の子供よろしくショーケースの中のレンズを5分程眺め、意を決して店内のカウンタに向かった。何故か今日は買う気満々なのだ。理由は・・・そう、zeiss病という不治の病の症状なのだと思う。
カウンタでは眼鏡をかけたイガグリ頭の若い店員が、何かの帳票に目を通している。

「すみません。あそこに展示してある Planarの85mm見せて貰えますか?」

店員は眼鏡の奥からこちらをジッっと見据えた後、無言でショーケースに向かい、お目当てのレンズを取り出した。そしてオイラの目の前に持って来て、無言でゴトリと机に置き、そしてまた帳票に目を落す。

なんだ?なんなんだ?
えっと、オイラって客だよなぁ・・・なんだこの無愛想・・・というより迷惑そうな態度は・・・。
と、思っても口には出さない。オイラの目的はこの目の前のレンズを手に入れることだ。

どうぞとも言われないが勝手に椅子に座り、レンズを手に取る。ズッシリとした重みが心地よい。
表玉のキャップを外すと、ドーーン!と巨大なレンズが顔を出す。デカッ!デカいですよ。
頭に血が上り、「いつかは買うレンズだ、今日買おう」とか「俺が買わずに誰が買う」とか考えるが、買うにしても素人なりにレンズの状態を確認しなければならない。

早速光の角度を変えながらじろじろと眺めまわす。キズは・・・無いっす。全然無い。コーティングも綺麗な気がしてくる。(よく分からない)
あらら、こいつぁ買いですなぁ、今日のBlogの内容は決定しちゃいましたなぁ、参ったなぁ、うっはっはー。すっかり舞い上がり、Blogのタイトルは何がいいかしらんなどど考えつつ後玉のキャップを外す。
んー、絞ってあるから黒くて分かんない。グリグリと絞りを左側に回し、開放状態で改めて光にかざしてみる。

んー、どれどれ?・・・・・・うーん・・・・・・、ん?
これは・・・・・・ゴミ?

表面では無く真ん中辺りのレンズ付近に黒い点が散乱している。
ってゆーか素人のオイラでも「オイオイ、マヂデスカ?」と思う程の量の、黒く小さな埃が散乱している。
金魚鉢内の水を攪拌したら、きっとこんな感じにフンが舞うだろうと思う。

・・・。

なんなんでしょう。熱病にうなされた状態から一気にクールダウンでございます。
なにやら軽い喪失感と幾許かの含羞、まさに百年の恋ってやつでしょうか。

レンズのキャップを閉め、レンズをそっと机に戻しても、イガグリメガネはこちらを見ない。
「・・・どうも。」とイガグリメガネを見ずに言いながら、オイラは席を立った。
モウコネエヨ!!とは言わなかったけど、もう行かないと思う。
ちょっと悔しいから、下のヨドバシで小さめの防湿ケースを買って帰った。

ここで一句、
 zeiss病 甘く切ない 恋の味
お後がよろしいようで。